梅雨入りしました
梅雨入りしたばかりで、洗濯物が乾きにくくって一般的には嫌な季節到来ですが、農家の方たちや園芸をされている方たちには恵の雨ですよね。
梅雨入りしても水不足で排水車を待っているところもあって、気候変動には
踊らされてしまいますが、実は人間の今までの行動を改めるべき時代にきているという
お知らせのような気がします。
エコが叫ばれるようになっても ”自分ひとりが気を付けても何の足しにもならないわ”
と思われている方たちには ”自分だけでもやり始めなければ” と思い直してもらい
ひとりでも多くの人にエコライフに参加していただきたいですよね。
うちは、基本は靴屋なので言いたいのはいい靴を大事に修理しながら
履いていただきたいということです。
これもエコですよね。
ただよく間違われるのが、いい靴のことを値段だけで判断されることです。
靴は健康器具なので、いくら値段の高い靴でも、本人の足に合っていないと
足の変形に繋がります。
足の変形は膝や腰にも影響を及ぼすのですが、
いくら本当のことをお教えしても、お医者様が間違った知識を
患者様に言われると靴屋如きの言うことには耳をかしてくれません。
お医者様は確かに高い知識を持たれていますが、靴に関しては実際素人です。
たかが靴屋ですが、靴のことは靴屋に任せていただきたいなと思いますね。
特に私のようにフットケアとオーソペディを勉強していると、
フットケアに来られる方の大半がいい加減な靴を履いて
足の骨格を崩し、魚の目や巻き爪になってらっしゃるのが
よくわかります。
実際、その中でもこちらの言うことに耳を傾け、靴なども変えられた方たちは
驚くほど改善され、快適に歩かれるようになられています。
まだまだ勉強の余地はありますが、これからの高齢化社会には
靴の見直しは、必要なことだと思っています。
最後に靴の選び方だけでも知っておいていただきたいとおもいます。
①持った重さで判断しないこと。
持った重さと履いた重さはちがいます。粗悪品は、必要な部品を抜いたりして
軽くしているだけです。
足にフィットしていれば、重さは感じません。むしろ軽く感じるくらいです。
②カカトを支えるカウンター部分は、硬いくらいしっかりしていること。
よくカカトを踏んで履いている人を見かけますが、最悪な履き方です。
カカトを踏むということは、ツッカケと同じですよね。
すり足で歩くことになるし、ハンマートゥにもなりかねません。
③足をカカトに合わせ、つま先に1センチ位の余裕のあるサイズを選ぶこと。
歩いてつま先が当たるのは小さすぎです。
④自分の足幅に無理のないものを選ぶこと。
日本人は幅広の方が多いのですが、
最近の若い人は、狭い方も増えてきているので気を付けないと
外反母趾にもなりかねません。
⑤①と関連しますが、底材の柔らかいものは
開張足や外反扁平足・外反母趾になります。
よくわかる人に相談しながら本当に自分に合う靴を履いてくださいね。